台風の去った朝、起きると、目の前に大きな虹が上へと見えました。右の方に目を移すと右の方からも虹が天へ伸びていました。そして、左と右とで融合し、半径の大きな虹になりました。片方から伸びるのでなく、両方から手が伸びて、握手するように一致しました。本来なら人間もこうなんですね。片方が手を差し伸べるのでなく。両方からの手が伸び融合し、通じ合う関係が本来、美しいと気が付きます。

闘うことがことが本来ではありません。ウラジオストックのコンサートで高麗恵子さんが、神も悪魔も元はひとつを経験したとおっしゃいました。生き方を不自由にしてしまっているのは悪魔の仕業です。悪い事をしている人は悪魔がそうさせていると考えるとつじつまが合います。本来の人間になったらいいのです。人間となると一言では言えますが、これが大変です。自分も日々修業し、人間となっていきたいです。

いろいろな人と出会い、一緒に仕事もします。正直、皆いい人ばかりではありません。しかし、その中でもこちらに何かメッセージを虹の片割れのように送ってくれているなら、キャッチし、共に生きていきたいです。この広い世界で出会った一人として、綺麗に生きていくことを死んでも終わりでないなら生きている今、どう生きるかです。批判、判断、指示、命令、せずに一緒に生きることに徹していきます。努力が必要な自分です。