盛岡にて3夜目の高句麗伝説コンサートが開催されました。途中、世界遺産である白神山地へ行こうとなり、道の駅にてなんと水陸両用のバスに乗ることになり、昨日ダムのある街を通過したとき乗りたいと感じたら次の日に乗れました。津軽ダム湖まで道を走り、ダムにそのまま突入。ダムには2つの村が失われたと聞きました。付近は縄文土器、シャッコウ土器がたくさん出土した地でした。農耕民族になって滅んだ縄文です。

高句麗伝説コンサートにて阿弖流為の詩。ここには豊かに暮らす東北を責めた朝廷の話があります。大将だった阿弖流為は京都に幽閉され、枚方にて処刑されました。誰も恨むなと言い残してです。ですから東北からの弔い合戦はないのです。誰も恨むことない生き方、人の所為にせずに・・・阿弖流為を知らずして日本人ではないのです。

盛岡出身の付き合い長いお客さんがいます。30数年前に仕事中に事故で頸椎損傷になり全介助状態となりました。この方が恨み言一切ないのです。障害の受容なんて一言で言ってますが、違います。これは阿弖流為の地で生まれた人間の生きざまなのです。人の所為にせず、生きてきた日本人がいます。一度だけ聞きました「なんでこの手が動かないのか?と一回だけ思ったと。」この話も凄いです。先人が導き生きてきた日本です。潰すわけにはいきません。崇高な精神宿る、我々日本人です。気高く生きていきます。