母は綺麗な顔を見てほしいと言います。棺の中の女性は本当に綺麗なお顔です。もう二度と見ることのない顔・・・。母も見ることが出来なくなる顔です。母の誇りを感じます。25歳まで大事に育てた娘さんです。人生で一番輝く時、誰もが美しい時です。自分が勝手に考えることは、結婚式もせず、この美しい瞬間が誰の目にも触れずに消えること、存在していた事実を知ってほしいのではないかと考えます。自分たちが生きている間に出会い、微笑みあい、心通ったかもしれない一人の美しい女性です。

短い人生、時、彼女の生きた証を胸に刻みます。折しも川崎市での事件もあり、痛ましい事、池田の付属小学校の事件もこの頃でした。5月。6月光輝く季節とは裏腹に人の気持ちに魔が入るのでしょうか・・・。なんとかしたいと何時も考えています。一人からでも考え実行していきます。

縁あり、出会い、共に働く仲間です。いのちは繋がり、共に生きる方向へ向かうのです。皆で支え合うのが人間です。ただ、悲しい、つらいのはそこの留まっているからです。一緒に乗り越えるときに100倍もの力が出ます。共に居させて下さい・・・生きる意味を問う瞬間です。