入院したくないと、頑なにいいます。訪問看護師さんが毎日点滴に来て、ヘルパーさんが朝・晩ケアに入っています。往診医と訪問看護師と本人とケアマネ(私と)今後について話し合いしました。お医者さんは、特別指示書という14日間だけは毎日訪問看護師さんが来てもいいような書類を書いて下さいました。寝たきりで、食事も食べない・・・、半分昏睡のようにも見えます。

話すとしっかり返事します。本人なりに気も使ってくれますが・・・本人はこの家にずっと居たいということは、この家で最後を迎えたいのです。お医者さんは点滴をする看護師さんが負担だといいます。針を刺す血管もない、点滴中は側にいる・・・等々、点滴は治療ですから、治療するのなら病院へですね。食べなくなったら終わりと先生は言いました。点滴治療の必要性はないのです。全くそのとおりです。医療の考えです。異論はありません。脱水予防に飲めばいいのですが、飲めない。

情の深い私は、5月12日に退院してきた時「入院は嫌、これなら、家で看護婦さんやヘルパーさんとあーでもないこーでもないと言いながらの生活のほうがいい・・・あの子たちを大事にするわ・・・」とおっしゃった一言で、最後まで家で面倒みると決めました。医者と看護師には伝えました。最後の心の交流の場です。

まあ、頑固、変こ、強情の塊、一人暮らし、姉妹は気にかけて下さいますが、本人は姉妹が気に入らない。困ったちゃんです。でも、憎めない人私、結構こういう方好きです。変人ですから・・・最後までお付き合いさせていただきます。