先日自宅で急死した、ご利用者さんの奥さんは入院中でした、高度の認知症でもあり、いろいろな事がよく分からないでしょう・・・。自分は一度ずいぶん前に、会いに行った事があります。奥さんの留守の間にヘルパーがお宅に入りますとのご挨拶に伺いました。半分いえ随分分かっていませんでしたが、旦那さんの話をすると良くわかっていました。

いらんことかも知れませんが、奥さんにきちんと旦那さんが亡くなったことは伝えなければいけない、多分伝える人がいないだろう・・・と身内は遠い親戚だけです。わが社のスタッフが会いに行ってくれました。くれぐれも、入院先の看護師さんに相談し、伝えることと話します。

その報告で、入院先の看護師さんが泣いて下さったそうです。ああ、自分の身の内として感じて下さったのですね。とってもいい話です。残されたのは寝たきりの奥さん一人です。身内は本当に遠いし、面会にも来ないでしょう・・。共に泣いて下さる方が傍にいることありがたい事です。身の内に感じる事、人間は境を作ってしまいました。特に医療関係者は、見る側なのです。他人事にしない事。ひとの命と自分の命繋がる・・・今です。