10年以上お付き合いし、もう親戚のような方がお亡くなりになりました。人は産まれた時から死に向かって生きているので、必ずやおとずれます。だからここでもタブーにはしません。2か月前に療養型に転院したので、今週中に会いに行くと家族さんに話していたら、急に呼吸困難が激しくなり、北野病院へ転院しそのまま亡くなりました。会わずして、また、会わないようにして、さよなら言わず旅立たれました。

もう少し落ち着き気候が良くなったら、病院から外泊させたい、自分の入院中に畳を変えておけと家族さんに話し、その新しい畳を見せたいので、外泊の計画をしていました。怪我をして34年間ベッドの生活でした。今日は真新しい畳の上に横になっていました。

岩手県陸前高田の方で、震災で親戚の方を亡くされています。元気ならなにはともあれ駆けつけたことでしょう。東北の方は凄いです、根を上げない。怪我をしてそして次からなったものはしょうがないと恨むでもなく、あきらめるでもなく、同じ日々を過ごしておられました。要介護5で、奥さんが全面的に介護されていました。奥さんも同郷の方です。我々にない物が身体の芯にありました。歩け活動できる自分が動くこと考えます。尊い出会いに感謝いたします。