ALSという病気があります。お客さんにその病気の方がいます。奥さんがひとりで頑張っておられましたが、体力の限界少し前です。朝のケアにヘルパーさんに入ってもらうようにしました。移乗と言って、ベッドから車いす、車いすからbedへ本人さんは力もなく、協力できません。かといって力任せにはできず、これコツです。どんな小柄な人でも楽に動かす人がいます。上手なヘルパーさんはあっという間にこのことをやり遂げます。自分は力任せにするでしょう・・・。へたくそです。ヘルパーさん凄いです。

胃瘻も、人工呼吸器もつけないと選択していましたが、食べれない毎日、体力ついたら、また食べれるようになるなら、胃瘻を造設して体力もどしたいと希望されましたが、その造設には、体力的に無理であるとと医師から話されたようです。口で話が出来ません。アイパットでの表現です。その気持ちをお聞きすることは今は出来ていませんが、表情は悲しそうです。自分の役目は、なるべく楽に過ごせるように、何があるか考える事です。

そして。ご家族が大変なのです。幸いに奥さんが、へこんでいないのです。元々の性格なのでしょうが、大変さはお話し下さいますが、次どうしていくことがいいか、話ができます。奥さんの生い立ちというか、良く人(身内)をケアしていたようです。なんだか、そこが違うような気がします。そして、子どもたちには頼れないと決めている所も強いです。人を頼ろうとすると人は弱くなるのかもしれません。自分もそうだと納得です。自分がどうするかのみ。