ヘルパーさんが来る前に、一人暮らしのお客さんの家に伺いいろいろな話を聞きます。デイサービスの事、グループホームにいる障がいのある息子さんの事、家のこと・・・・。もう十年以上、たぶんこのお客さんが一番長いお付き合いではないでしょうか・・・。認知症と本人さんの前でお医者さんが言いましたが、進まないのです。話もよく分かり、物事よく覚えています。年に1~2回ほど混乱している時はありますが、又、普通に戻ります。不思議です。

ヘルパーさんが早めにみえ、話に参加です。3人で大笑いです。ゲラゲラ笑うのです。また、そのヘルパーさんと私が馬が合うと言うか、次々と笑いの種になります。悩んで、難しい顔しても同じ人生、笑って過ごすのも同じ人生と、人生の酸いいも甘いも経験した70歳のヘルパーさんです。屋久島の出身で屋久杉のように構えています。障がいの息子さん共に、15年のお付き合いだそうです。4月からの登録ヘルパーの更新に事業所に行ったら、80歳のヘルパーさんも働いているとの事です。上には上がある。元気なうちは働きましょう・・・。

認知症が進んでない理由は、周囲に明るい人がいる、障がいの息子が心配(考える問題がある)デイサービスがとにかく楽しい、月17回行っている、そして、ケアマネを心底頼っている。全てがいい方向なのです。死んだあと葬儀や、家の処分までも準備しています。結局悩んでもしかたがない、なるようにしかならないと、結論となり、明るく家を出ました。良い人が周囲にいることが一番ようです。