ケアマネジャーをしています。偶然にも、これでいいのかというケアマネの話を聞きました。ハンコだけもらいに来ると2件のお家の方が言ってました。まだこんな仕事をしているのかと、愕然とします。9月からケアマネになった方の奥さんが、家の中に手すりをつけただけで、2年間の不眠がなくなった、夫が夜間、手すりを持ちトイレに行ける事で安心したとおっしゃいました。たった1本の手すりがあるだけです。「2年間はなんだったのか・・・。」と前の担当者をおこっていました。

まあ、今のタイミングだからできたこともあるでしょう・・・もしかしたら、手すりも提案していたかもしれません。しかし、1本の手すりの設置で安心した事で、家の中、何に困っているか十分に聞いていく必要性をさらに感じます。

以前、高齢で亡くなった方が、介護保険の住宅改修で、トイレと廊下に手すりをつけました。よっぽど嬉しかったのでしょう、私が訪問するたびに「手すりを持つたびに、渡邊さんが付けてくれたと感謝していると。」言って下さいました。工務店さんが付けました。ハイ! 一日何回も手すりを持つたびに、私を思い出して下さるのです。ケアマネ冥利に尽きます。こちらこそ、ありがとうございます。合掌・・・

このような方達との出会いがあったからこそ、やれています。ありがたいです。自分の為の仕事ではない、相手の喜びがまわり、まわり、また自分に返ってきているようです。よい仕事です。それにしても、よいケアマネさんになっていただきたいと、しんに考えます。困っている方に寄り添って下さい、お願いいたします。

追伸:玄関先にある手すりなんかは、靴はいたり脱いだりする時、自然に握っています。この家のお客さんのために付けましたが、活用しています。これ、私が提案した手すり・・・助かった・・・(笑)