私たちのスタッフの一人が急死しました。突然のことで、信じられませんでしたが、午前の医療的ケアの講義が終わり、葬儀会館に駆け付けるとそこにはまぎれもなく眠ったようにいました。起きて話をするように感じました。死んではいない・・・とさえ。心臓発作でした。

事情があり、妹さんと2人で過ごす時間が多く、湯灌も立ち合いました。お風呂で亡くなったので綺麗な身体です。釘付けになったのは「手」です。人生の手、手が物語っているようです。全ては手に現れていました。この手でたくさんの仕事をして下さったのです。惜しみなく働いた手です。どれほどの人が美味しいと言って食事をしたでしょうか、綺麗に身の回りをして下さったのでしょうか・・・。これ以上美しい生き方があるのでしょうか・・・。人生の先輩に、ありがとうございました。という言葉だけです。

3月末でわが社を退職し、田舎に帰ると言っていましたので仕事のスケジュールはありません。誰にも迷惑かけることなく旅立ちました。この日を狙ったように、満開の桜です。枝を一折し、棺に入れます。かんのんで決めたことは、最後まで面倒看るという事です。これは利用者さんもフタッフも含めてです。満開の桜のような満面の笑顔しか浮かびません。さあ、私たちも新しい出発です。仲間の死をもって尊い経験をさせて頂きました。コロナをぶっ飛ばす勢いで生きていきます。