以前担当していた、近所のご利用者さんが急死し、今しがた手を合わせにスタッフ2人と一緒に行きました。昨夕、ヘルパーが葬儀場に名前があると知らせてくれて、葬儀屋に聞きにいくとその方でした。検死したとのことです。いつかはこうなるとは予測していましたが。お通夜なしで、本日見送るのみのようです。

何年もケアに入らせていただきましたし、とんでもない家でした(すみません)が、よくヘルパー達はやってくれました。今は違う事業所が入っていると風の便りで聞いていますが、その人の家に入るということで、わが社のヘルパーはこうやって手が離れても最後のお別れに行ってくれます。産まれるとか死ぬとか、大イベントです。人生のケジメだと考えますので、きっちりしていきたいです。

しかし、誰もいない小さな部屋に棺があり、葬儀屋のスタッフもヘルパーと子どもつながりでよく知っている人で、しばし近況報告会です。子ども達も結婚して孫が生まれた4人目とか話しています。葬儀屋での同窓会です(笑)。葬儀の裏話も聞きながら、亡くなった人の事や、生まれてきた赤子の話はいいなぁ・・・、これが人間の営みです。死を忌み嫌うのではなく、次へのいのちのバトンタッチです。生きている私たちがどう生きていくか、それしかないです。5月の空は彼方まで広がっています。