別府市の方が3年間の取り組みのお話を下さいました。車いすの方や障害がある方の避難誘導を地域を巻き込んで実践されています。行政が中心ではなく、そこに住んでいる人、民生委員や当事者達が辛辣な意見を言い合い作っていっていました。昔でいう隣組のようです。災害時のみのお付き合いはできません。日頃からの付き合いが大事であることがよく分かります。ケアマネやヘルパー、相談員のみの力では限界があります。「地域の力」です。昔の人と人が助け合う精神が一番大事、それを取り戻す、人間には元々あることです。どこかで無くしてしまっているので、取り戻したらいいだけだと私は考えます。いい研修会でした。

豊中市の社会協議会の勝部さん、全国区ですが、震災25年前の活動から、一昨年の大阪北部地震、その後の台風・・・の状況も話して下さいました。わが市の取り組みは結構いいようです。びっくりしたのは、これからマンションに住んでいる人の災害対策ということで、我がマンションの掲示物が出てきました。エレベーターに張られています。若者ボランティア募集、避難誘導時に君の力が助けになるというカッコイイポスターです。こういう取り組みをしているマンションもありますとのこと・・・思わず声が出そうになりました。社協もよく把握しています。

高知でもケアマネに津波の時のアンケートが渡されました。いよいよかもしれません。このような事で、かんのんの1月の勉強のテーマは災害時の動きにしています。自分の身を守り、弱者の身を守り・・・難しいですが、常に考える事が大事です。そして地域です。何といっても傍に居る人ですね。別府の講師の方の言葉、誰の命も失わない無い、悲劇は繰り返さないと話していました。御意です。