昼に、スタッフからあるお客さんの状態を知らせるメールがありました。うん、これは、夕方のケアの時に一緒に入ってケアしなければなりません。4時半のケアが5時からとなり、5時過ぎに自宅前に着くと、「息子さん5時半に帰って来るそうな。」とスタッフ待ちぼうけです。2人で待ち、5時40分に息子が帰宅、鍵を開けて中に入る事ができました。

私、いいよいいよなんていいません。一発「遅い。」と息子に言います。苦笑いの息子です。息子は母思いです。直ぐに身体のマッサージしています。何日も便が出ていなく食事も進んでいません。肛門が開いているとのメール。看護師の自分は敵便という技術を知っています。高齢で寝たきりだと腹圧がかけられないのです。早速、敵便です。少しかき出したら、息子さんお母さんを抱っこしてトイレに座らせました。ウオシュレット?と思いきや、お母さん抱えて、お尻を上げて中腰で自然排便の手助けです。お母さんも必死で両足つま先立ち、と言っても、体重は支えられません息子さん左手でお母さん持ち、右手で少しずつ出てきている便を処理しています。丁度お腹を押す形なのです。

息子さんこれ1時間くらいし、トイレットペーパー3本使う事もあると・・・。これずーとやっていたのです。もうびっくり(@_@)。息子の腰の強さもだし、母も汗だく・・・終わってベッドに帰ると、ポカリスエット2杯一気に飲んでいました。肛門付近の少し硬い便をかき出し、道をつくると後は自然に出ます。息子さんからも感謝され、私もヘルパーも仰天し、息子の介護へ感服です。今日は母を車に乗せ、花見に連れて行くそうです。息子と、母の為雨は夜にして下さい・・・