阪大病院へお見舞いに行きました。昼からの通り雨が上がった後、すがすがしい天気でした。身体中何回も癌の手術や抗がん剤、放射線治療をした方です。いつも明るく、自分が会いに行くととても喜んで下さいました。何もしていなのですが、良くしてもらったとおっしゃるのです。両手は使えますので、自分で喉に開けた穴から吸引し、胃瘻(いろう)から自分で、食事を注入していました。
細かい手作業が大好きで、家じゅうに自分の作品が飾ってあります。一人暮らしで、息子さんが家の近くに職場を変えてもらったようで、休憩時間や朝晩には必ず立ち寄ります。本当によくしていました。面会に行くと、息子さん顔中涙で一杯の顔です。癌があっという間に大きくなってしまったということです。背中が痛い、圧迫骨折かな?ではありませんでした。骨転移で、骨の癌の痛さは並ではないこと自分は知っています。本人さんは痛み止めやなんかで意識はもうろう状態です。最期のご挨拶。息子さんにエールの面会、お母さんの事が大好きという気持ち伝わります。
そういえば、母の日も近いです。自分の母も5月に亡くなりました。阪大病院の面会人、なんだか小さい子がたくさん外の庭を走り回っていました。気持のいい風が吹いて、子どもの楽しそうに遊ぶ声、若葉の季節、すがすがしい空間、 自分、帰りのバイクに乗り、なんだかわかりませんが「ファイヤー」と叫んでいました。