年がら年中、走り回っている私です。しかし、月1回の自宅訪問、お客さんの家では、ゆっくりと話をします。ケアマネでないと出来ない話があります。モニタリングを月1回はする事が仕事です。近ごろ、東京都の小池知事がモニタリングという言葉をよく使っていますね、そのモニタリングです。評価というか、お客さんが介護保険サービス、ヘルパー・デイサービス・ベッドや車いす等他のサービスも含め、目標の生活に近づいたか、査定することが仕事です。

自分の訪問時間は60分~90分くらいです。時間の制限はありません。以前見たことがあるのですが、ケアマネさんが訪問して、ここハンコ押してくくださいと玄関先で話して直ぐに帰っていました。これにはビックリしました。これも訪問と言えばそうで、まるで、スタンプラリーでした。わが社スタッフは、3時間も居たとふらふらになって帰って来たと話していました。これもね、う・・・ん。いろんな方がいますからね。人生勉強、人間勉強です。

話の内容は、介護のサービスがどうかは殆んどありません。介護サービス悪かったら、とっくに電話あります。そして、お顔や様子でわかります。日常のたわいない話、過去の話、近ごろ困っていること、また、嬉しい事、悲しい事、生きていて話したい事話聞きます。家にいると話せない、話さない、分かり合える人に聞いてもらいたい、それが一番。人間誰かと繋がって生きている実感。自分もそう・・・。

共通の知り合いの方でお亡くなりになった方がいます。奥さんについと話してしまい、奥さんもショックと・・・自分は早いか、遅いかの違いと感じ、生きている今を大事にしましょうという意味で話しました。奥さんが「好きなように生きた人ね。」と話され、完全に胸のつかえが降りました。好きに生きたのですね。完璧な人生。こうやって気が付きまた、進める機会があり、ありがたいです。感謝いたします。