老人ホームに入所された方、気になり電話しましたら、1週間前に主人亡くなったのよ・・・と、こういうのは虫の知らせというのでしょうか。認知症以外には病気はなく、お元気でした。気のいい方で、訪問するたびに、3人で外で食事をしましょうといつも、おっしゃって下さいました。奥さんがいないと、1秒も持ちません。昨年末、腰の圧迫骨折で入院し、老人保健施設から特別養護老人ホームへと、絵に描いたように進んでいっていました。

在宅介護支援なので、入院でケアマネージャーとしての仕事は終了です。お参りに行き、ご主人の人生、介護について奥さんと話します。私たちはその方の家の中に入るので産まれてから、その時々の大事な事みな知っているのです。昔からの知り合いのようですね。考えてみれば、おかしな職業です。たかが、2~3年の付き合いですが、濃厚な時間です。人生の最終章にかかわらせていただきます。

大きな家に一人になった奥さんは片付け、しなくっちゃと、タヌキの収集家で壁いっぱいのタヌキ御殿を見上げます。生前、自分の葬儀のお返しにタヌキ皆に配ってくれと言ってました。亡くなっても、友人がまだ、タヌキ見たら買ってきたと霊前にお供えしていました。また、増えた・・・(笑)。奥さんの今後のこと、病気にならず、生きていくこと話します。グリーフケアと言います。