癌の末期と言われた方が退院しました。息子も障がい者、親子2人暮らし、自宅から息子さんと一緒に母親を迎えにいきます。金曜日に退院したかったのに4日も待たされた・・・と、金曜日退院前のカンファレンス、で一同集まりました。メンバーは病院主治医、在宅主治医、訪問看護師、病院の担当看護師、ソーシャルワーカー(相談員)なんと市役所生活保護課の方。ケアマネの私、このチームワークで幸先がいいと感じます。肺癌の末期で、酸素療法しないと生きておられません。ますは酸素の機械が必要です。在宅療養に向けて、それぞれが能力の発揮です。ケアマネは主導者?かな・・・陰で独裁者なんて言っている人もいるかもしれません(笑)。

息子も、本人もとっても喜んでいました。介護タクシーの中から、紅葉も見ることが出来ました。息子は寒いなと言いますが、本人は、この冷たい風が気持ちいいと言います。病院は快適ですが、あえて、ちと厳しい生活を選びました。生きている実感はこちらです。息子さんが何回も、何回もお礼言って下さいます。いいえ、こちらこそ、親子のいい時を共に体験できた喜びです。もしかしたら、紅葉のドライブ二度とないかもしれません。

開口一番、「病院の綺麗なとこより、ゴミだらけのこの家がいい。」と家が一番。さあやることやります。この方とも9年くらいのお付き合い、旦那さんも見送らさせて頂きました。この家の、長い物語の中に私も登場人物の一人ですね。