認知症の母と介護の娘さん、お互いに顔を見るだけで咬みついた物言いになってます。この家の限界さが分かります。側で見ていると良くわかりますが、本人たちは自分が正しいと感じているようで、悪いのは相手ですので、顔つきから言葉から、ケンカ腰です。娘さんに、自分が大変になるから、お母さんにはやさしい、言葉かけを・・・とアドバイスしましたが、感情が先です。今、思い出しましたが、以前関わった方、旦那さんが2年間かかりましたね。認知症という病への受容がです。しかし、2年のうちにその方の病状も進みました。ここも2年くらいかかる気でいます。

「ママ、お昼食べる?」と、娘さんとお母さん、渡邊さんもご一緒にと、ここは、今、一緒に過ごすことが大事。ありがとうございますと、ご相伴させていただきました。お母さんの話、娘さんの話、それぞれの話、会話になるようにします。気を使いあうのではなく、自然に皆で楽しく食べる事に徹します。なかなか、和やかです。ワンちゃんが2匹これが癒しになります。

こころもちお互いが、穏やかになったかなぁ~。私の究極の言葉は「死んだら親子ケンカできないからね。今、いっぱいして」とついと出ていました。これ、本音。そうねという言葉なく、もしかして胸に響いたのかもしれません。この介護状態が続くと思うから、人に厳しいのです。娘さんの限界もよく分かります。家族を支援してなんぼです。しかし、今、は今しかない、後悔しないようにです。私自身もそう生きます。