その方は在宅で、亡くなろうとしています。家族は看護師さん日に3回来てとおっしゃいますが、訪問看護ステーションから、今は2回位で様子見ましょうという事になっています。看護師さんと一緒になりました、よく知っている所ですので、清拭は、一緒に手か出ます。ケアに関わらせていただき、ありがたいです。話すことは辛いというのではないように、話すことはもうない、という感じで、眼は開き見ています。問う事にはうなずいたりもして下さいます。
少し前は、私の事褒めて下さいました。「隊長がしっかりしているから、部下がいい・・・」ヘルパーの事です。今は、介護から医療(看護師)になりました。ネックは痰の吸引とやはり、死を向かえるにあたり、不安なんでしょう。いいのです、ひとつひとつ、決めていったらいいです。悔いが残らないようにといつも考える事です。
大きな、地元の旧家のお家です。近所のご夫婦、本人の妹さん、関東から帰ってきた娘、長男の嫁、孫娘、ご本人の奥さん、看護師、私・・・9名大人数ですが、来てる人はお見舞いとうより、お別れの感じがしました。来て下さったこと感謝表し、皆に手を振り、皆がその手を握り、お別れの様・・・言葉なくても伝わります。末期ですが、痛いことないのがいいね!と口々に話します。穏やかな時間。どのように亡くなるか、我々、人類の課題です。