縄文時代から人とつながり、豊かに住んでいた地でのいだきしんピアノコンサートがありました。コンサートのメッセージは「北上哀歌」です。ピアノの音はやさしく強く、女が子を産み育てる、喜びをこの地は知っている。真の喜びを知らない現代人、人とつながる喜びよりも自分の喜びしか知らない、真の愛を再び・・・と体感です。
昼は水沢というところで、蝦夷の阿弖流為(あてるい)が暮らした地へ行きました。広大な土地、東北で豊かに暮らしていた人々を時の朝廷が奪いに来たと聞きました。それだけ朝廷にとっては脅威な存在だったのです。阿弖流為は幽閉され京都に連れてこられ枚方で斬首刑にされています。数年前から急に話題となった歴史上の人物です。
京都に連れていかれても仇討はしないようにと言うことで、東北の人々は一切戦わなかったようです。この地で生きた人々の日本人としての魂です。何が大事かわかっての行動です。
そして水沢の国立天文博物館に行き、大きな、大きな宇宙へ向かうレーダーを見ました。地球外の惑星、探査、小さく生きててもしょうがないですね。先人を感じ、未来を見た尊い北上という地でした。