気になる家に訪問です。娘さんが緊急入院し、その旦那さんも要介護状態、家の中を歩くのがやっとこさ、娘さんのお母さんも要介護状態、ふらふらです。お母さんは娘さんに毎朝インシュリン注射をしてもらっています。こりゃ大変です。朝に確認にいったら、義理の息子さんがお母さんに何回も言ってインシュリン注射したとのことでした。ショートステイを考えましたが、嫌だという事と、義理の息子さんもひとりでは心配ですし、こうなれば、注射の確認と食事の確保すればいいか・・・とヘルパーと連携とりながら様子みる判断をしました。

日曜朝、訪問したら、義理の息子さん、「僕は歩いてみたけれど家の外の自動販売機までや、ばあちゃん○○まで買い物に行ったで・・・」えっ、そんな遠い所、大丈夫か?今から行ってみると、バイクを走らせました。シルバーカー押して休憩しながら歩いていました。話も大丈夫、結構しっかりした歩きです。食べ物買って来ていました。家に帰ったら、直ぐに水飲んでねとお願いしました。

この度も、緊急事態であれば人はできるということ、出来ないと思いこんで、周りが手を出し過ぎている事を知ります。自分たちでなんとかしようと持てる力の発揮です。義理の息子さん訪問リハビリ大嫌いでしたが、やる気になっています。頼る人がいなくなったら、それぞれが、自分の事をやりはじめ、そして、人のことも心配しはじめます。なんと不思議な生き物、にんげん !

いつも、底力出し仕事する。力がついたら、また次の底力発揮です。同じ事をしていたら確実に落ちていきます。いいリズムと、挑戦で人間成長。