脳梗塞となり退院した方の所に行きました。家族は息子3人で、お母さんの面倒をみようとしています。長男さんのお母さんに接する姿は、溺愛のようと感じます。顔を擦り付けていて、もうかわいいわぁ~と言っています。正直びっくりしました。赤子をあやすようです。実際に本人さんは、赤子のように、何を言ってもうなずき、しゃべれませんし、動けません。全介助です。
もともと、人をケアすることが好きでないとこうはできない、病院はきっと自宅での生活は無理ではないかと踏んだと思います。長男さんが頑張って在宅へとなりました。気持があると困難を乗り越えます。お母さん本当にいい顔、幼子です。苦もなく、そこに居ます。もう少し、元気な頃は気性も激しく、自分も怒られていましたし、このような状態は考えられませんね。人生の終末に、穏やかです。
驚くことに。兄弟が協力し合っているのです。お母さんの耳元で、「この家の為に、長生きしてね。」と思わずいいました。うなずいたように見えました。