お兄さんは「困るわー。自分より長生きしてもろたら・・・」と言います。知的障害で独身の弟さんの面倒をよくみていますが、いつも出る言葉は同じです。残された弟さんを案じているのか・・・?いえ、年金の少ない弟さんが兄さんより長生きすると、生活に困るという事です。ひいては家族(嫁や子)に迷惑をかけると思っているようです。弟さんの年金の額聞き、十分特別養護老人ホームに入居できる金額ですよと伝えます。へぇ~そうですかと安心したようですが、また、同じ言葉話します。癖ですね。

兄嫁さんはこの言葉に言わんといて・・・と言いますが無理の様。それにしても、この家に嫁に来た兄嫁さん偉いです。ずっと、弟さんの面倒を見てきた親御さんもいますが、同居覚悟の上での嫁入りですよね。今は弟さんと兄夫婦の3人暮らしです。兄嫁さんの考えは偉いです。全体をみています。

兄ちゃんが何でも先取りするので、本人の自立を阻んでいる気もします。77歳の兄ちゃんは9歳下の弟の面倒見ることが生きがいです、毎日の散歩、新聞、晩酌、本人さんは年間370日お酒飲んでいると笑います。肝臓は強いです。いつも、自分が先に死んだらどうしょうと考えているようです。自分はこのお兄さんに、今考えても解決できないことずっと考えているよと伝えます。考えているのでなく思い、思いは重いです。傍から見たらわかること、考えても解決できない事人は考える?不思議です。今を誠意一杯生きる。 今、気がつきました。暇なのです。考えることがないのです。さあ、人間なら、自分の事でいっぱい、いっぱいでなく、大きく日本の未来の事考えて一日過ごしてみましょう。