介護保険の認定調査にて、池田市の特別養護老人ホームに行きました。池田に行く道すがら、ああ、この場所のサクラを見せて下さる場を作ってくれたのかな・・・。病院務めをしていた頃、病院の前の公園に桜の花を見に、ストレチャーで高齢の男性を1階の玄関前にお連れした、その吃驚した表情が忘れられません。ペーペーの頃です、たしか、個室で覚えているのは、感染症であり、マスクつけてOKを医師からもらったと覚えています。
サクラは人が花見をするほど好きな花ですね。以前の病院前は、その見上げたサクラの周りで、楽しそうに、親子の集団が花見をしていました。桜の木にも刻まれた歴史があるように感じます。過去に、一緒に桜見た方たちはどうしているのか何処にいるのかと、亡くなった方達を思い出します。おそらく今日、明日が満開でしょうね。バイクに乗り各家への訪問時、堪能します。
そう、今日のテーマは、特別養護老人ホームのフロアに行った時の、鼻を衝く刺激臭についてでした。桜の花とほど遠い尿失禁の強いやつです。ハッキリ言って今の世に、未だこんな臭いをさせていることにビックリしました。もっとビックリしたのは、この鼻がもげそうな、刺激臭に自分が慣れたことです。その場での認定調査で数十分いるうちに慣れたのです。恐ろしい現実です。最初だけ、これは・・・たまらんなあ、という感じでしたがね。だから、みなさん働けるのです。みな活き活きとしていました。
人間直ぐ、慣れます。一番怖い事。何が良いか、悪いか、入ればみな良しです。恐ろしい習性です。ひとりからでも、生命感覚良く生きていきます。