その方は、五島列島で育ち、今はここに住んでいます。事故にて目が見えませんが、私の訪問を心待ちにして下さっている一人です。昨日は田舎の話で盛り上がりました。目が見えないので、よけいに空想の風景が見えるようです。田舎の葬式の泥棒の話、火の玉が土葬のリンだった、沢蟹の美味しかったこと、川の一番上が食事用、二番目が洗濯、三番目が、農機具の洗い場と分けていたこと、小学校は24時間開けぱなし、泥棒はいなかった、夏の終わりは、必ず黒んぼ大会で優勝を目指した・・・海で泳ぎ、耳に水が入った時、ぬくい石を耳に当てたら水が出た・・・田んぼのあぜ道、わんぱくで、はやし立て追っかけられた、思い出す光景です。

これは貧しい時代の、豊かな時ですね。私の田舎も似たような生活でした。夏になると、庭にやぐらのように台を作り、外にお縁を出して外で食事していました。風呂は五右衛門風呂であちち・・・板の上に乗って湯船につかります。

昨日は田舎に帰ったような、話が通じる経験でした。ありがたいです、生まれ故郷は原点。ぬくもりがあるので、豊かに生活できます。みんなに分けてあげる。