一人暮らしの方が気になり、訪問しました。ヘルパーの責任者の方も来ていて、皆で会議をしましょうと提案がありました。普通では在宅は無理なのでしょうが、本人さんがこの状態を望んでおられます。医師からは突然死の宣告もうけています。家でなくなりヘルパーさんが発見した時を考えます。予測できることはなんとかしょうと、家で急に亡くなった時、後が大変なのは100も承知です。在宅医、往診医の検討をしています。この方の主治医がいい人で、ヘルパーさんは今の主治医が来てくれれば最高ですと言います。
即、庄内の医院へ行きました。丁度お客さんゼロで、直ぐに先生と会い、話しましたが、往診は出来ない、紹介状は書きますとの返事いただきました。知り合いのお医者さんの顔浮かび、一人ボッチの時間をなるべくないような組み合わせのプラン考えます。
お客さん随分弱弱しく、目と目が会い、純粋無垢な瞳の奥がもうあまり長くないことを物語っているようでした。「○○さんこれで帰ります。」と話すと「もうお帰りになるんですか?」とおっしゃいます。産まれと育ちの良さが言葉として表現されます。素直なとても純粋な方です。何ができるのだろうか・・・?と問い、お客さんの瞳に、自分の最大限できること、力の限りやります。看取りです。