いろいろな事情がある方がいまして、母親の納骨のため夏にお金を使い、月々の返済のお金の支払いができないと連絡をしてほしいとの事。ヘルパーからお金に困っているとは聞いていました。治療の都合と自分の統合で、気にはなっていましたがやっと昨日、水曜日に行きました。

目が悪く自分で連絡等できません。目の前で電話して、お金に困っている事情を話し、本人さんに代わります。本人さん、「ヘルパーさんから伝わったと思うのだけど、ケアマネさんが来てくれて・・・。家賃は別の封筒にとってある、母親が亡くなった時、交渉してもらって値引いてもらった家賃、滞納はできない。食べる事は味噌でも、塩でも食べていける・・・」結果は今月の返済は免除して下さいました。

言葉にびっくりしました。お母さんが亡くなった時、この体での引っ越しは無理と判断し、本人さんも今の家がいいと言いますので、得意の大家との値引き交渉しました。このことを義理堅く心に止めて下さっていたのです。交渉してくれた人にも申し訳立たないので、家賃はきちんと支払うと言ってました。食べるよりも先なのです。生きていく心意気を感じます。このような生き様をしてるお方と巡り合う、人間一番大事な事、教えていただきました。これから先も、死ぬまで気持に応えて行こうと決めます。テーブルの上のお母さんの写真が笑っておられます。

帰り際に、かんのんで金貸しするよと冗談で言ううと、「取り立て恐いわ・・・」とお互い大笑いです。