寝たきり要介護5のお客さんの家に訪問、挨拶もそこそこに「自殺したい。」と言います。自分は勝手に介護している旦那さんと何かあったかな?と思いましたが、話はオレオレ詐欺にあい100万円のお金を関東のある駅まで新大阪駅から新幹線で持って行き、まんまと騙されたのです。話を聞くほどに巧妙な心理作戦です。ここまで頭脳使うなら他の事で成功できるのに・・・と、ペテン師達は、騙す事に快感を感じているようとさえ考えます。

受け渡しもカメラが届かない、路地を指定しますし、息子がビットコインで会社に損失をしたと、弁護士役まで立て、銀行名をいい、旦那さんがいろいろ尋ねると、情報の秘守義務があるので言われないと言ったようです。騙されていると感じた場面は何回かあるのに、人間の心理で騙されるように流れていっているのです。例えば、いつもなら、「おやじ」という所を「お父さん」と言ったり、傍に弁護士がいるからお父さんといっていると解釈したようです。大阪府警の人からの事情徴収が3日にあるようで、お金は戻ってこないと言われています。

お客さんは、騙されたことと、息子を信じてなかった事を考えると夜も寝れない、食欲もない、と言います。「息子さん大事さですよ、人生いろいろあり、失敗もしたり、つまずいたりするわけですよ。」なんて大先輩に言ってしまいました。お金は葬式代だった・・・と。わが社格安葬儀してますからね。と付け加えです。

自分も落ち込み考えます。人が嫌がる事し、生きる事どうなのだろうか・・・。みな赤子の時があり、純粋無垢にいだかれた時。自分が、自分さえ・・・という気持ちは悪です、いのちの繋がりを分断することなく、誰のいのちも活かせていけないものだろうか。人類滅亡の危機の現在を、改めて考えます。ひとりからでも実践です。