自分は霊能力者や、見えない世界が見える人間ではありませんが、直観は人より働きます。夜中に、「選ばれし者」と頭に浮かびました。否定も肯定も驚きもなく、自覚というのでしょうか、自分の毎日は「選ばれし者」であるからと合点がいきます。

朝に、デイサービスの方から火曜日にお迎えに入った時、留守で、今日も電話しても出ない・・・と連絡をもらいました。ひとり暮らしなので、安否確認だけはしなければいけません。11月24日に初めてお会いし、12月1日から担当になりました。団地の5階エレベーターなし。玄関戸に耳を当てると、中からテレビの音は聞こえます。ドア叩いても、電話しても出ません。民生委員の方も来て、メーターボックスの水道メーターが動いていると言います。合い鍵を持っているお兄さんとの連絡もつきません。119に電話しました。救急隊とレスキュー隊の要請です。消防隊が命綱を腰に当て、ベランダの鍵が開いていると、そこから滑り込んで玄関の鍵開けて下さって、皆一目散に風呂場確認です。浴槽でお亡くなりになっていました。

以前も同じようなことがあり、救急隊から警察へとは分かっています。ご本人さんの次男さんへ連絡しました。私は事情徴収はもう慣れっこ、やる事もわかります。刑事さんが最後で退散していいですかと帰ります。ここに至るまでは長いいろいろな話は在りますが詳しい表現は控えます。

びっくりしたのは、消防関係者にも若い女性1人、鑑識というか刑事さんの中にも若い女性1人いました。凄い痛ましい現場もたくさんあるでしょうに・・・反対に大丈夫かと心配です。男だから大丈夫というのではなく、眼についた光景は忘れれない、いつしか、子を産む母にもなるだろうに・・・と考えてしまいました。訓練はされているとは思いますが、警察官や教師のストレスからくる犯罪が多いですよね。老婆心からの心配。

死は神聖であると改めて体感しました。団地の5階から皆を待ったり、待機している時間一人の時間、いえ亡くなった方が傍にいたように感じる時、小春日和、2匹の猫ののんびりした様、柿がたわわになっている、キンカンの実、空は高く・・・死とはこのように穏やかで、自然で・・・。救急や警察不要です。風呂で死ぬこと私はきれいな身で亡くなったと感じます。産まれてくる時も裸、死ぬ時も裸。納得ですね。

暫くし、お会いした事のない次男さんから、ありがとうございました。とお礼の電話です。いい声でした。死は自然のこと、宇宙の営みです。「選ばれし、者」毎日尊い経験です。出会いに感謝いたします。