住んでいるマンションで餅つきがありました。毎年、スタッフ一同お世話になっている、お宅へつきたての餅を運びます。高齢者に餅を・・・とけげんな、思いをするでしょうが、来年の正月はあると思うなといつも考えます。86歳のお母さんは美味しそうに召し上がりました。言う事は「餅、詰まらさんといて。持ってきた餅で詰まらせたって。カッコ悪い。」気を付けて食べれば大丈夫なのは知っています。慌てて、食べるから詰まらせてしまうのです。何歳の方でも餅なんかつまりませんよ。
ホスピス病院の食事の不味さをずっと話します。栄養が整った食事より、家でメザシでいい、こっちの方が食べられる。病院では医者の判断ひとつで生きるか死ぬか、決まる。家で野垂れ死んでもいいと言います。今は、在宅医や24時間の訪問看護がちゃんと入っていますので、野垂れ死にはしませんが、覚悟はできているようです。
同居の長男は、本人の饒舌な話を聞き、よく笑います。母親は口だけ達者なんです。首から下は動けません。それでも、この時間が2人は嬉しいようです。透析を受けている長男さん90Kgあった体重が80Kg代に減ったようです。これは良かった事。いろいろありますが、この親子支え、自然な最後をと・・・考えます。もうすぐ正月が来ますね。