岩手県出身、34年前の脊椎損傷の事故で首から下麻痺、奥さんが一人でずっと介護していた方、今年3月お亡くなりになりました。奥さん要支援1でまだ、自分のお客さんです。気になり訪問しました。身体中あちこち痛い、手が上がらなかったり、歩けなかったり、痛みが出たり、引っ込んだりとの事、軽度者用のベッド借りようかと考え中・・・
旦那さんが亡くなった時は、解放感があり、介護から解放された感じかあったようですが、夏から、痛みの症状が出始めました。それは、一口に34年間と言っても、一日も休まず、トイレから、食事から全て24時間介護していたのです。それも、普通にです。愚痴一つ、恨み言一つ、人生嘆くことなくです。年をとってきて介護が身体の負担になり、2~3年前からぼちぼち、ヘルパーやリフトを使い始めました。
不調の原因は検査中、今のところ良くわからないようです。身体は楽にはなったとは思いますが、34年間の一心同体の隙間と言うのでしょうか、多分身体の一部だったのではないかという場所が亡くなり、喪失のような気がします。物事を淡々と受け止める東北人です。旦那さん「しゃあないやないか・・・」と34年間です。
偶然に盛岡で見つけた、陸前高田の新米のお土産。産まれた地とお聞きしていましたので、ご仏壇にお供えしました。奥さんとっても喜んで「お父さんに炊いてお供えするわ。」来年は自分も最後になるから、一度田舎に帰ろうと準備中です。