朝にスタッフから電話がありました。身内が亡くなった・・・みなでその人のケアにいくところを調整しました。状態が悪いと聞いていましたが・・。午後3時頃利用者さんの息子さんから「母が・・・」もうそれだけで分かります。近くなのでダッシュです。既にお亡くなりになっていました。朝、兄弟でオレンジジュースを飲ませて、仕事に行き今帰ったら、息をしていないと・・・。死期が近い事は予期していました。往診医も60分後に来るそうです。

事務所から近いのでスタッフが5人も集まって来ました。最初は泣いていた息子さん、しだいに思い出話となります。時には笑い話しにもなります。過去はみな、いい思い出になるから不思議です。医師の診断書の中身は「老衰」自然死と書かれました。医師が僕たち(たぶん在宅医)この診断名を書きたいのですが、なかなか書けません。この方の亡くなり方、死に方はとにかく自然、人間こうやって枯れるように亡くなることができるんです。痛み無く一番いいようです。医師は息子を大絶賛しています。本当に息子さんよくやりました。8年間介護、寝たきりになって、5年それでも息子は親孝行できなかったと言います。

一つ、自慢しまますが。ここには訪問看護が入っていないのです。医師がヘルパーさんだけでこれは凄いと言いました。わが社ヘルパーだけです。優秀なヘルパー達です。集まったヘルパー達がみな、この方を介護したことで、勉強になったと口々に話しました。全て良しです。息子さん営業職で、9月から任されたエリアが拡大していくこと母親は分かっていたのかなと言います。そうです、母親は息子の応援団長ですからね。たくさんの良いものを皆で頂きました。次へ行きましょう・・・。ありがとうございました。合掌。