友人のお母さんの調子が悪いと数日前から相談があり、昨日時間が空いていたので老夫婦2人暮らしの吉野まで行きました。山の中です。本当に家が1軒のみで、古い日本家屋、バリアアリーの家、台所はおくどさんがあり水は井戸水です。風呂も薪で沸かしています。お母さんはゆっくりとは歩かれますし、家の用事もしておられます。見守ることで、先にいろいろ手を打つことではないようです。上品な心綺麗なお母さんです。

縁側に座り、3人で話します。風が揺れ・・・山の木々がうねります。最高に気持ちのいい所です。お父さんは山に仕事、伐採に行っているのです。ここらの山は全てこの家のものとお聞きし仰天です。山を愛し、木を愛し、水を愛し、土を愛し、人を愛し・・・、過去には大きなプロゼクトが進んでいたようですが。お父さんが金の話となったら、全て断ったようです。この話も痛快です。

友人とこの地を活かし、何かやることの話に自然といきます。もう90歳近い義理のご両親です、義理といっても彼女は離婚してしまいましたので、他人ですが、この日もネパールの人招いて泊めた話をしていました。私が行った時も急で何もないと言います。いつも急に言う元嫁の様です(笑)。お母さんの対応がいいのでお聞きしますと、嫁姑の関係でなく、友達として考えて来たと言います。そうか友達ならば、息子は関係ないのです。

友人が娘さんと先に出た後、私はちゃっかり昼食をごちそうになり、みんなが幸せになったらいいですね。と2人で話しました。犬が2匹放し飼いで坂の上に走ってきて、最後はお見送りしてくれました。風がみなの幸せを運ぶような時間でした。ここはここでいい・・・