頑固な85歳と一緒に山口県上関に行ってきまいした。30年以上前のふるさと、西山鉄工所がある、井戸があってそこに家があった・・・と言うものの、鉄工所は締まっているし、井戸は見つからない・・ケンボウという友の名・・月曜なら鉄工所は営業しているだろうと、昔、昔の電話帳を宿のおかみさんが持ってきてくれて、電話したら繋がり行って来ました。
仲良しのケンボウは2年前に亡くなっていたのですが、ケンボウの弟さん82歳が鉄工所で働いているとういうことで、出てきたじいちゃん、じいちゃんが大喜び、次から次へと昔話をしていました。自分達は木の下で待っていたら、Mさんが猿のように木に登って実を落としてくれたこと、みなでフクロウを捕まえたこと・・・Mさん徐々に思い出して、井戸があったところへ連れて行ってと2人で腕を組んでしっかり歩いていました。家から出たことばないMさんですが、足取りは軽かったです。
上関町長島は、古くは船の寄港地で至る所に井戸があったようです。ここで船乗りの人は水を求めまた船を出していったのでしょう。朝散歩していたら、朝鮮半島から来た位の高い人のお墓がありました。西山鉄工所の若社長さんとしばし、原発(原発の誘致の話があります)の話もできました。娘さん?と聞かれ、いえケマネジャーですと伝えると、信頼しているんんですねと嫁さんがいいます。お土産に海苔をいただき、用意していた大阪名物、粟おこしを出したら喜んでくれました。大阪名物はこれでに限ります。
ケンボウの弟さんは両足が内反していました。仕事でですか?と聞くと「双子で生まれて、良い方が死んで自分が生き残ってた。兄は産まれて5日目に死んだ、広島で産まれて帰ってきた次の日に原爆が落とされた。」という話もして下さいました。運命というか歴史を感じます。空には鳥が飛び、海には魚が泳いでいます。大昔から続く自然です。そして、人間の営みです。純粋な頃の出会いは魂の結びつきです。みなが喜び最高に良かったです。一緒にいけて人間とは何かを深められた旅でした。これを活かす動きをしていきます。