私の仕事はケアマネジャーです。約30人の利用者さんがいまして、課せられた課題は月1回の訪問です。昨日、元々の知り合いで、親戚の様な人の家に行きました。電話して、今日行ってもいいですか?と聞くと「印鑑ね。」と奥さんが答えます(大笑い)。そう印鑑でいいのです。この印鑑と自分が書く書類がお金です。全くもって、どういう仕事なのかと不思議な仕事のひとつではないでしょうか・・・。行ったらテーブルの上に印鑑置いてありました。

ケアマネの仕事は自立生活のお手伝い、いえ、違います。私流に言いますと、制度の枠組みに高齢者をはめ込む仕事でしょう・・・・・。制度外のことはできません。やるなら自費でやって下さいです。法律の元でやっているので、法律から出る事はできませんし、法治国家の一員です。厳しいお役所の元での仕事です。しかし、良いののは硬い仕事で、入金は国保連合会からですので確実ですが、、儲かることはありません。お金儲けようと思ったら違う仕事して下さいね。先ずは、印鑑のいらない仕事が良いです(笑)。

わが社は、今多くの従業員を抱えました。(株)かんのんは人数を聞いたら大きな会社のようですが、うちは貧乏です。しかし、窮乏化はしていません。人と触れ合い、利用者さんと一歩先の幸せを共に喜ぶスタッフが大勢います。ここがもしかしたら、人類を救う力になるかもしれないと密に考えています。ああ、印鑑ねと通じる利用者さんがいますし、多くのスタッフと同じようにわが社には目に見えない財産です。