少し前に「なぜ働いていたら本が読めなくなるのか」というタイトルの本をみて駅で購入、自分に当てはまる事ばかりでした。本を購入したら直ぐにマスコミで話題になっていました。パソコン、スマホをつい見てしまう事が原因・・・自分も興味のあることの検索、面白動画をみてしまいます。今でも見ますが意識的に止めたと言う時間が多くなってきています。
気になる本「透析を止めた日」という本は本屋に行き購入しました。腹膜還流(透析)がいい・・・と帯に書かれています。私のケマネとしてのご利用者さん3人透析中。要介護5の人7人・・・20人足らずの受け持ちで多ない?・・・という感じです。本を読んで透析の人の辛さを知りました。まして末期でも透析は生きている限りやらなくてはいけない、寝たきりでも透析通院です。本の中のご主人の透析を止めることは壮絶でした。以前の受け持ちの人は末期状態で西宮の息子の近くの病院へ入院、顔を見にいきましたがICUのようなところで悲壮でした。言葉も言えず壮絶な最後・・・、本を読み、透析をしている人の末期だったと合点がいきました。
著者の堀川恵子さんはジャーナリストで夫のことの取材をして出した本です。涙なしには読めません。事例もたくさんあり、良き医師のインタビュー。腹膜還流を広めようとしている医師の答え「愛があるのでやるのです。」感動です。腹膜還流は感染のリスクが高いと勝手に私も思っていました。全くナンセンス、むしろQOLが上がって動けるようになったり、寿命も延びていて、最後はとても穏やかなのです。それに人工透析をするより医療費は安い、国民医療費の抑制!東日本大震災の時も助かっていました。いいとこだらけ・・・。普及することを願います。いえ、ここからやっていってもいいかな~なんて考え中。。。