午前中レポートを仕上げて、午後からご利用者さん宅に訪問しました。7月の末にご主人さんを亡くされた人です。要介護1の人でちらちらと家での様子は聞いていて、まあ大丈夫の様なので、月1回の訪問にしました。

63年間よく夫婦やって来たと、肩の荷が下りたようです。熱烈な恋愛結婚かと思いきや、この人放っておけない・・・と嫁さんになったとのこと、旦那さんのワンマンの噂はずっと聞いていました。昔からの知り合いで、よく一緒にいられるなぁ~よっぽど好きなんだ!と勘違いしていました。自宅で看取り、いえ寝ている間に亡くなったのですが、そこまでが大変でした。ヘルパー、往診医、看護師、後福祉用具の人の助けがあったからです。いつも思うことですが、在宅では何でもやれるのです。どんな人でも本人が在宅を望めばやれます。あくまで、私の持論です。

奥さん役目を終えた感じです。旦那は若い時から、俺の面倒を看る事、俺より先に死ぬな・・・とさだまさしの歌の関白宣言のようなことを言ってました(笑)。その通りに人生を終えました。まあ、我がままでしたが優しい人でした。猫好きな奥さんいわく「猫と同じように世話していたから~」ですって!旦那さん時々「俺と猫とどっちが大事やぁ~」と吠えていました。もちろん猫ですよね!猫の次に大事(笑)。これからは、家にいることない、どんどんと外に行くように話ました。

ここの家の洗濯機がガッタン、ゴットン鳴りはじめました。猫もビックリ、何事か?もう寿命のようです。買い換えだとヘルパーに言うと若いヘルパーは「洗濯機にナショナル、て貼ってあるんですが、何ですか?」と聞きます、ああ、パナソニックでないと分からないのです(笑)。年代物です、若い子は蛍光灯のナショナルの社名は知らないのですね。事務所で皆で笑いました。あの世の松下幸之助さんもパナソニック名は知らないかも・・・(笑)