魂というメッセージのいだきしんコンサートでした。以前、いだきしん氏は死とは何をもってそういうかという質問をされました。医療職なので、心停止、呼吸停止、瞳孔散大と解釈していましたが、メッセージから身体から魂が出る時を死ということだと分かりました。こう考える方が納得です。3日前に亡くなった方も身体から魂が出たのです。でないと、ああいう具合に全て〇とはいかないのです。魂には物語があります。連綿と続く物語です。

数年前に亡くなられた、大工のHさんは往診の先生に「俺は魂のない家を作ったことはない、先生も魂のある仕事をしてくれ、だからここに居なくていいから、他の人の所へ行ってくれ・・」と話していたようです。自分にはそんな話はしませんでしたが、介護保険を使う、使う使わないで揉めた時、緊急入院をしてしまいました。もう歩くことが困難で、ベッドを狭い部屋に工夫して設置しました。退院した日に自分に向かって「親分帰って来たよ。」とはじめて受け入れてくれました。Hさんは自分を魂のある人間とわかっていたから、あえて言わなかったとコンサートでわかりました。

音は全てを溶かす、宇宙まで届く、空間が包まれたようでした。ちなみにHさんは土佐の男です。高知で仕事をするようになったのは、魂の導きと確信しました。自分は、気持ちとか、要求で動いているのではなく、魂で動いていることがわかりました。自分の魂と相手の魂が出会った時に動きがうまれ、そこが勝負です。魂があってなければ物事は進みません。