一日、医療的ケア3号研修をしました。夕刻に着信に気が付き連絡をしましたら、てっちゃん今朝の5時に亡くなったとの知らせです。4日前に医療的ケアの評価、口腔内吸引、気管カニュレからの吸引、経鼻経管栄養の注入で会ったばかりでした。また来るねと言いつつ・・・、てっちゃんのつぶらな瞳が大きく私を見てくれたことを思い出しました。初めてのその瞳に見られドッキットしたのです。だから、ああそうだったのかという気持ちになりました。

てっちゃんが代表のフォーエバーソウルという訪問介護の事業所です。利用者さんもてっちゃんでした。管理者さんは閉めるようなことを話していましたね。何か手伝うことあれば言ってねとは伝えました。閉める事大変ですから・・・。

思い出したのは、4日前に行った時、訪問して手洗い中に、なんだか台所の下の収納箱を見たのです、そこにお酒、それもあきらかに銘酒のお酒が数種類あって、「これ誰が飲むの?ヘルパーじゃないよね、てっちゃんだよね!」と聞くと「そうで~す。」と答えが返ってきました。へぇ、お酒好きなんですね。という話をしていました。

管理者さんが最後の様子を知らせてくれました。ご自宅で亡くなられて、状態が悪くなった時数人のヘルパーがみなんなでお酒飲もう。。。と言い出し、てっちゃんの周りで一番いいお酒を、てっちゃんの鼻の近くにおちょこをもっていって、匂いだけでも・・・と、その時に口がかすかに動いたようです。そして、止まった鼓動・・・・  凄い、凄すぎの演出です。感動です。元気な頃のてっちゃんは、障がい者の俳優さんで舞台で活躍していました。人生のおしまいまでアカデミー賞の主演男優賞ですね。すごい!ありがとうてっちゃん、出会いに感謝です。