朝に村(ケアビレッジかんのん)で胃ろうからの注入の人のケアに行きました。経管栄養剤が身体にあってないのか、凄い下痢便です。そうそうにスタッフと2人でオムツ交換しました。スタッフはたえず、「ごめんね、直ぐ変えるからね、こんなんで可哀そう・・・」と言い続けています。自分が本人ならば、こういう人にオムツ交換されるとありがたいなあと思います。相手の立場に立つ人です。わが社にはこういうスタッフが勢ぞろいです。

下痢をしているので、脱水になることが考えられます。水分だけでも胃ろうから入れました。後はお医者さんの指示を聞いてとスタッフに言い、すわ、大事な杉並公会堂でのいだきしんピアノコンサートへ車で出発しました。子どもと2人で交代に運転しますので、気分的にも楽です。朝10時に出発し、夜中1時前に帰阪しました。

コンサートは「大いなる心」というメッセージでした。心が無い人はいない、しかし、今の社会は心が閉だされているような社会である・・・という内容です。心は宇宙に通ずる・・・コロナ禍でもあり、閉塞感を感じる毎日です。経営者として、愚痴を聞かない日はありません。正直、みなやってくれないという事ばかりです。コンサート中廻る頭はそのことばかりです。まあ、見ているわけではなく、改善するように一所懸命にやっていますが、世の中思うようにはいきません。原因はスタッフが少ないということのみです。しかし、自分の経営者としての力量だとこれも自覚しています。そういうわけでピアノの音に集中して聞けませんでした。心でなく頭が優先していました。

コンサート2部にて、有り得ない、ピアノの玄が切れたのです。私は絶句しました。まるで蛇が出てきたようにピアノの中からうねって出て来たのです。それでもいだきしん先生は何もなかった如くに演奏され、音の乱れも一切なしです。見えない世界との大きな戦いと見えました。なにがあっても貫く姿勢です。よし、自分がまだ甘い気持ちでいることが現状を引き起こしている事がわかりました。このことが分かる経験となりました。皆が一所懸命にやっています。守り貫く事をやっていきます。まあまあは止めます。元気で帰阪したのがその証拠です。朝から村へ行って来まーす。

追伸:介護5で全介助の人が食事を食べるようになった・・・その人が昨日は字を書いたという報告です。これが事実です。本当にいいケアをやっているので効果が出ています。皆元気になっています。よそではありえないです。そして今日は会社11年めの創立記念日です。