ご利用者さんが倒れていると、先ずは、デイサービスの人が近所のバス停で待ってくれていました。本人の所持品にデイサービスの名刺が入っていたようで、救急隊員から連絡があったと、直ぐにケアマネの私に連絡がありました。事務所から100メートルくらいのバス停です、きっと徘徊です。ありがたい近所関係です。

意識はあります。熱が38℃あるとのこと、緊急搬送。直ぐに離れて暮らしている家族さんへ救急車の中から連絡、近所の救急病院へ搬送できるとのことそちらで落合ました。認知症の人で訳が分からん事言っています。まあしょうがないですが、スタッフの皆は苦労しています。ベンチで待っていると、医者が39℃あったけど37℃に下がった、家に帰ったら死んでしまう・・・というなんか独り言のような話をしていました。娘さんと??と思いながら、思わず「認知症でたいへんな人なんです。精神科の○○病院にかかっていて、そちらに入院はできませんか?」と言ってしまいました。結局、家族さんからその後に電話があって、今日はこの病院へ一泊し明日は〇〇病院へ転院する事になった。」と、関係者一同ほっとしました。

独居で近頃はふらふらして立っているのもやっとという状況、なんで坂道を歩きバス停に行ったのかわかりません。多分ダウンジャケットが持ち物であったのでそれを着ていたのでしょう。熱中症ですね!、しかし、この人在宅は限界と訪問看護師や地域包括支援センターの所長と話を詰めていた時でした。今後は入院先からどこかの施設に入っていただきたいです。まだ、独居でも寝たきりの人のほうが在宅は継続しやすいのです。荒療治のようですが、皆が結果にほっとはしました。