午後から看護学校の講義です。3年ぶりに3人の人工呼吸器を付けて地域で生活する知り合いに講師として来て頂き、看護学生に勉強してもらいました。3年間会っていなかったのですが、なんか、最近も会っているような感覚です。パワーポイントで学生にも知ってもらいたいことを話してくれますが、私も3年間の流れの中でいろいろあったのだなぁ・・・と改めて前進して生きている彼らを感じました。

どっちが支えてもらっているかわかりません。という言葉がピッタリです。3人とも私には意思伝達(コミュニケーション)ができません。ヘルパーさんを通じてです。そのくらい重度ですが、入院とか大きなトラブルもなく、会えたことは嬉しいです。すごいなぁという!感嘆符のみ。

学生にも仲間にも伝えたいことは、故平本歩さんのことです。先駆的にたぶん日本で初めて人工呼吸を付けて在宅をはじめた方です。この人の後を皆歩いています。あゆさんの告別式で、主治医が「道程」という詩人の詩を読んでくれました。本当に自分が進んだ後に道を作った人です。明るく楽しい方でした。本人、周囲の素晴らしいい協力のたまものです。みなが良くなる道です。看護学生がキラキラして聞いていた講義でした。やはり現場(生)が一番の勉強です。
追伸:あゆさんが亡くなったことは全国版のニュースで知ったのです。タイトルが凄かった「社会活動家、平本歩さん亡くなる」でしたね。
ちなにみあゆさん尼崎に住んでいました。