ご利用者さんご夫婦の家に月一回の訪問へ行き、高校の時の同級生という2人の人生をじっくりとお聞きしました。親戚みたいなお付き合いのご夫婦です。旦那さんのことは15年前くらいから聞いていて、暴君のような旦那さんと良く一緒にいられるなぁ~と感じていました。言葉は悪いですが、召使いのよう。。。とずっと思っていました。出会いからの人生をお聞きし、本当に愛ある夫婦(お互いに自覚はしていません、腐れ縁くらいに思っています)を感じました。
ご主人は某病院の事務長をしていまして、厳しい人でやくざも黙る事務長でした。だから最近80歳まで雇用されていたのです。月1~2回のの出社でした。中学生の頃は自殺未遂を何回かしたほど繊細だったと初めて聞きました。全く面影はないです。ずっとお山の大将だと勘違いしていました。そういえば、ウクライナとロシアの戦争が始まった時に、直ぐに募金したいけど、どこかあるかな?と聞いていました。心は優しい人なんです。
皆に反対されて結婚し、10年間我慢しようという計画を立てたようです。奥さんは旦那さんが職場を3回変わったけど、絶対に生活が落ちることはないと確信していたようです。その通りになりました。いろいろと苦労をされたと思いますがその苦労は口にだしません。奥さんは自分の母親と同じに生きたくないと、叔母である母親の妹をお手本にしたと言いました。お母さんは戦後から十三で飲み屋さんをしていて女、女・・・していた人だったようです。母親も十分介護して見送って、今は広島の施設にいる叔母に尽くしています。ねこが大好きで家にいる後7匹の猫の生末を心配しています。猫好きの娘が後はやってくれるでしょう・・・。波乱万丈な人生です。これからも続きます。