9月は十五夜で10月は十三夜です。日本人の風流さを感じます。一方だけを堪能のするのは方見月と呼び縁起が悪いそうです。2つの月を見ると縁起がいいのでしょうか?詩的な響きがいいです。月を眺めるのはとても落ち着きます、夜にほっとした時に見るからなのか、遥か彼方を想います。この月を人類は幾度となく眺めてきたことでしょう・・・。源流というのでしょうか・・・。

「詩情豊かに」といういだきしんコンサートメッセージがありました。世の中、理屈で割りきれないことも多く、私は情に弱いタイプでして、そうだからというのではありませんが感性は豊かな方だと思います。人としてどうかとついと考えてしまいます。人相手の仕事ですから、人の事を思わない訳にはいきません。だから情に弱く重い人の荷物を背負います。良く考えていきたいものだと感じた「音」でした。

阿弖流為(あてるい)という方をご存じですか?阿弖流為を知らずして日本は語れません。東北は阿弖流為の地です。豊かに暮らしていた人々の生活を奪った時の中央政権です。自分の幸せの為、利益の為に人の幸せを奪うことは許せません。いだきしんコンサートで阿弖流為様を想い、そして誰も恨むことないように言い残し京都で惨殺されました。東北人は報復はしなかったのです。人の所為にせず生きてきた人がいたのです。自分もそうありたいです。東北出身の亡き利用者さんの先祖だったようにも感じます。ただ、ただ、「ある」自分を感じていました。人間となること、はじまりです。