北陸へ2日間連続で通勤です(笑)。朝7時から出勤し保育園の保母、そして、初任者研修の講義、午後からいざ富山へ神戸の先輩と行きました。高麗恵子さんの講演会に参加です。新たな自分との出会いというのでしょうか・・・胸の奥深くある感情というか、記憶を求めてです。詩人が表現されると胸が動きます。何度も同じ言葉であっても、自分の状態で分かることが増えていきます。
富山までの道のり、山々、木々、空、海・・・全く空気感が違います。

高麗恵子さんの講演会にて、北陸の女の悲しみが伝わってきました。ご利用者さんだった女性のお前が我慢すれば上手く行く・・・と言われ続け、蓋をした感情・・・北陸の女性の苦しみを感じました。お聞ききした、おぞましい過去でした。それでも愛があったのでしょう・・・純粋に生き心清らかな女性でした。彼女は、ある節目の時私に「一陣の風・・・」という表現をしました。ああこの人は詩人と瞬時に分かりました。北陸の女はへこたれず、愚痴を言わず、生きる為に、黙々と動くのです。

なんだか、親子だったような亡き利用者さんとの関係でした。訪問すると「しゃちょさん・・」と軽るく言ってくれました。亡くなるまでの数年間は毎年2人で桜の花見のドライブはかかせない行事でしたね。もう7年位前の事です。やっと北陸にてこの方の魂に出会ったような気がします。女が安心して子を産み、子が育つ世の中の実現へ邁進です。