看護学校の授業にて、人工呼吸器をつけている人達3人を呼んでいます。その日の先生は呼吸器を付けてる人ですので、私は楽ちんさせてもらっています(笑)。学生は、実際に呼吸器を付けている人に会うのも初めてだし、ただビックリなのでしょう。質問形式にしています。観て、感じて何それ?ということです。毎年面白いですが、なかなか、何を質問するのか?学生も質問してこなかった高校までの人生なのでこういう授業は難しいでしょう。

なんとか自発的にということも学びとしては大事です。さそい船を出したり・・・、先ずは、呼吸器をつけている人の側に近づくことです。みんな遠目に眺めています(笑)。もちろん病名とか、状況とか事前学習はさせています。それと集団心理もあります。徐々に学生達も慣れて来たら言葉も出ます。私にとっても勉強です。

今回の大きな学びは、ついと床ずれ(褥瘡)の事を聞いてみたのです。目しか動かない、ヘルパーも体位変換していないようで、褥瘡予防マットレス(エアマット)も使ってないほぼ24時間寝たきりで、産まれてこの方36年間床ずれ(褥瘡)がない、分かったことは365日お風呂に入っているのです。栄養状態とかも関係があると言ってましたが、みなさん経管栄養剤なので栄養が完ぺきとはいえません。シャワーではきっと無理でしょう。お湯に浸かる事です。恐るべき風呂の威力です。毎度大きな学びがあります。