寝ている間に・・・・。昨日は早朝より気分があまり良くなく、5時くらいから目覚めていました。6時前に電話が鳴って、今しがたドクターが死亡確認しました。と看護師さんからです。即動くことができました。
穏やかな顔をしていました。自宅で亡くなると本人の強い希望!。老々介護で奥さんが倒れるのではないかと全員がハラハラの日々、毎日3回はヘルパーが訪問しケアに入っていました。医師からも入院を進められていましたが、嫌、採血も嫌、医療的なことは全部しませんでした。本人さんの口癖は「お母さん(奥さんの事)より先にここで死ぬ。」です。死ぬまで面倒を見てほしいということのようで、かといって奥さんの自由は奪ってはないのです。カラオケに行ってやぁ~とか友人知人との集まり、また人が来ることは喜んでいました。奥さんに元気でいてもわらなければ自分も大事にされないことは分かっていました(笑)。
往診医が同じ高校の後輩と知ってからは嬉しそうでしたし、そのドクターに死亡診断書書いていただきそれも良かったです。看護師さんがエンジェルケアといって、身体を綺麗にしてくれました。前開きのシャツがなかったので、洋服ダンスから綺麗なブルーのカッターシャツを取り出してスーツは着る事はないからと皆で決めて、看護師さんはネクタイも締めてくれました。カッコよかったです。長年事務長でしたから・・・。
金曜日に来るヘルパー事業所にキャンセルの電話したのですが、間に合わずガレージにヘルパーさん来ているよ!あれ、男の人?女性のヘルパーだと思いっていたのです(笑)。とても感じのいい人でお別れの挨拶だけして・・・と入ってくれました。一発でこのヘルパーさん出来る人と分かりました。先週から痰の吸引も始まっていたのですが、連絡を忘れていたにも関わらずなんなく2号の資格があったということでやっていただきました。顔を見たことがなかったのですが、ご挨拶できまた新規の難儀な利用者さんの依頼もしました。お別れあり、始まりありです。
人がこうやって、思いを遂げて亡くなる中で、家族が、家族に戻れる時を一緒に経験させて頂いているような・・・感動的場面が至る所に、ちりばめられていました。合掌。