少しゆっくり家を出まして、毎日デイサービスに行かれている方の訪問と、村へ本日は新規の入居者さんがいらっしゃるので行きました。殆どの方が車いすか歩行器を押しているのですが、その方が一人で歩いているので、みなさん「ほう・・」と見ていたようです。食堂兼テーブルの配置を変えたようで、ここからテレビが見えないとか、各自の意見がいろいろあった様子です。自分の陣地がありますからそれはごもっともな事です。

しかし、先に入った人が耳元で私を紹介してくださるというほほえましい場面も見ます。コミュニティが出来て、相互扶助の様と勝手思っています。これが広がればいいなぁ。これこそ職員のムードがよくなければいけません。在宅でも元々ご近所の方で2人とも独居、同じ要介護者でケアマネも同じ、なかなか促してもデイサービスに行かない方にその人が上手に声をかけて下さって2人デイサービスへ行けています。いいなぁ、頭の勝負です。厚生労働省が推奨する、インフォーマルサービス(金のかからないサービス)です。

既成の中で解決できることは限らていますし、先ずは心通じ合い、生活しているという事です。人と人が営みをもって生活していきます。心通じるというのが一番、そして大切にされているという実感を持ってもらう事です。みな大切ないのち、生きていくいのちです。

夕方にには、村に作っていただいた数々の作り置き家具の工賃代無し、台料費のみの支払いに行きました。亡くなった奥さんの介護をさせて頂いた左官屋さんです。繋がりがありがたいです。旦那さんへ良いスタッフに恵まれているかんのんと言うと大きくうなずいてくれました。しかし、慰霊の写真はどこかでお会いしているお顔です。いつか答えは出るでしょう。