日に日に状況は良くないです。心痛い毎日です。昨日はいだきしん先生の講座「死について」がありました。今は戦争の死・・・コロナでの死、亡くなられたロシア兵の何百人の遺体を次々と大きな穴で焼いていると聞きました。ご遺体を持って帰れるわけはありません。10年ほど前に従軍看護婦だったご利用者さんが一度だけ、南方での戦士した方の遺体の処理を話してくれました。亡くなった兵隊さんを大きな穴に引きずるように次々と入れていったという体験談でした。淡々と話して下さった事が印象的でした。感情を入れたら耐えられるのもではないことは伝わりました。同じことが起こってます。人間は学習と言う事は出来ないのか・・・。

また、別の人は旦那さん50代だと思われますが、昨年亡くなった時、旦那さんのご両親はその土地の風習で親より先に死んだ子どもに会いに行くなとと言う習わしで参加しなかったことを話されました。お別れを丁寧にしないと後悔が残ります。頭で言い聞かせても身体、本当の所は違うでしょう。その身体に会い、最後のお別れが必要です。このことも、ケアマネをしていて親より先に死んだ子の葬式に参列すると、悪い事がこの家におこると実際に聞きその家ではそうしていました。悪しき風習です。

持っていきようのない気持ちは押し殺すしかないのでしょうか・・・。どこかで折り合いつけ、自分に言い訳してしまう人生です。できるかできないかを頭で考えないで、表現してみることが大事です。日本にいて、この戦争に悩んでいるロシア人を想い、ウクライナ人を想い、人を差別しないで生きていく、いろいろな人がいたほうがいいという社会の実現を目指します。