1日初任者研修の講義やオリエンテーションでした。後半はバトンタッチをしました。そこで動かなければならない問題が発生していました。利用者さんが訪問しても出てこない、雨戸を閉めているし、外出した気配もない・・・先週から少し行動がおかしいとの報告は受けていました。市役所担当に電話しつつ現場に向かいます。家の周りぐるり見たり、大声で何度も呼びますが反応はありません。医師に連絡し、医師も近ごろはおかしかったのでと、救急隊を呼ぶ話で合意ました。

119番し、内容を話すと、消防は救急車派遣とレスキュー車、警察も呼びますとのことを最初から言います。鍵を壊していいとは言いましが結局風呂の窓が開いていたので木の枠を切り中にのするりと入り玄関の施錠を開けてくれました。本人は真っ暗な中にぼーーーと自室に座っていました。まあ生きていて胸はなでおろしました。テーブルの上にはドライバー数本、ハサミもあり、警察官がそれを見て没収の行為に出ましたが、本人はたまたまあったと言いますが凶器です。訪問看護師も来てくれて薬は数か月前から飲んでない、本人薬は捨てたと何もありません。医師の判断があれば病院へ搬送すると、救急隊は医師の指示を待っていましたが、医師は診療が終わったら訪問するとの回答で総勢10人あまりは撤収していきました。

医師が19時頃に行くので待ってほしい・・。えっ2時間待ちです。了解し、私の事は、受け入れてくれていると勝手に思っているのでぼちぼち話します。びっくりしたでしょう?と言うと「ぜんぜん・・・。」過去の話をすると覚えていないとも言います。役所の人も残ってくれていましたが18時前に帰らえました。時間がもたんと事務所にSOS出し、いつも入ってくれているヘルパー2人が寒い暖房をつけない家にあたたかい飲み物と軽食とうどん持って来てくれました。ここから本人の気持ちが変わってようです。4人でわいわい話、医者が来た頃は良い感じ、医者がこの薬飲んでと目の前で直ぐ服用。拒否なく飲み、嫌だといっていた薬を飲み次の日の分もテーブルに置きました。この時に人がたくさん来てびっくりしたと本音がでました。みんなが心配したこと伝え、今度からは返事だけはしてね、といい感じで家を出てきました。人はひとりでは生きられない事を知ります。さあ、ここからが本格的に考え動く時です。自分も亡きおやじさんとの約束の方ですから!おやじさんがうあらめしや~と出ないよう精進します。